AI博物館

澄み切るとろけるチーズ こうして飼う

 

澄み切るとろけるチーズ こうして飼う のだ わたしはチーズを飼おう 朝から晩まで たえず見張っていよう そうして この手でそっと撫でてやろう なめらかに流れる その一筋ひとすじを……といったような、きわめて詩的な比喩を用いています。
「澄み切った」という表現によって、そのチーズのおいしさが強調されていますね。
このように、まず形容詞を使って情景描写を行います。そしてそのあとに名詞句を置き、動詞句を置いて、文を完成させるのです。
名詞・形容詞・形容動詞は活用する 英語には「〜した」「〜された」のように過去形を表す動詞がありますし、「〜である」「〜する」という完了形を表す助動詞もあります。また動詞を修飾する副詞もあるのです。
日本語にも「〜だ(だった)」「〜した(した)」のような過去の出来事や動作を表現する動詞がありますよね。
これは英語の語順をそのまま持ってきたものなんです。だから日本語でも同じように活用します。
ただ日本語では動詞を「活用させる」ことはありません。なぜなら日本語の動詞はすべて「五段活用」だからです。
「四段活用」なら「行く」は「行く」、「走る」は「走(る)」、「落ちる」は「落(ちる)」となるはずですよね。
でも「五段活用」では「行く」は「逝(く)」、「走る」は「疾(はし)る」、「落(お)つ」は「墜(お)つ」となります。「逝く」とか「墜つ」なんていう単語を使う機会はまずないでしょう。
そこで「行(いく)、「疾る」は「速(はや)る」、「落(おちる)」は「堕(お)ちる」などと言い
「〜した」「〜される」を過去の動作として表現したり、「〜している」という意味の現在進行形の動詞を作ったりすることで、日本語らしくなるわけですね。
もちろん「四段活用」の動詞を「五段活用」にすることは可能です。しかしそれはかなり大変です。たとえば「行く」は「逝く」しか言いようがない……というような状況になると思います。
また「行く」は「行く」のまま残しておいて、「疾る」を「疾る」と書き分けるという方法もあります。この場合だと「疾(はし)る」と書くことが多いかな?

-AI博物館

© 2024 自作ゲームの世界を広げることで技術力を高める企画サイト Powered by AFFINGER5